さっぱりしました。
一応美容室に行っています。
そこがいいっていうのもありますが、一番の理由はそこの女の人が綺麗だからです。
はい、では今日のss「涼宮ハルヒの小旅行3」
すみません、中途半端なところですが、次こそは長キョンで行きたいと、ってか行けますので。
何故か、想像してるより長くなるんです。
それも自分の力不足ですね、精進します。
では次回への期待を込めつつ続きよりどうぞ
えー、皆さん、おはようございます。
只今の時刻、午前8時。
誰か俺を寝かせろ。
スイスに到着したのは深夜2時。そこから古泉の親戚の方の家に到着したのが30分後。簡単な挨拶を済ませた後は明日に向けて睡眠をとるといったところで、床についたのは午前3時。日本時間で言うと午後7時。そんな時間に眠れるはずもなく、悶々とした時間を過ごし結局眠ることが出来たのは2時間程度。
今は日本時間でいうと深夜0時に当たるわけで非常に眠いわけである。
しかし、睡魔に負けるどころか放っておいたら何日でもはしゃぎまわっていられそうな奴がいることを忘れてはならない
「何だらだらしてんのよ、今はもう朝なのよ、わかってんの?」
どんよりとした雰囲気の立ち込める食堂でひときわあかるく、いや、鬱陶しいばかりに騒ぐのは我らが団長である。
「わかったから、とりあえず俺の朝食タイムを邪魔するのはやめろ。朝食はのんびりしたい派なんだよ、俺は。」
「何言ってんのよ、ご飯食べるのに時間取られてたら、自由行動の時間が減っちゃうのよ!」
人のことをフォークで指すのはやめなさい、行儀が悪いぞ。
「ふんっ」
なにやらぶつぶつ文句を言いながらハムエッグを頬張るハルヒは放っておくとして、皆一様に眠いオーラをかもし出している。
朝比奈さんは頭がぐわんぐわん回っていて今にも倒れこんでしまいそうである、長門に至っては完全に寝てしまっているがものを食べる手が休まることはない。ある意味才能だな
古泉はいつもの笑顔に輝きが感じられない。こいつもそれなりに疲れているということだろう。
ということがありつつも、朝食のパワーと言うものはすさまじいもので、朝食をとってから、なにやら元気が出てきたような気がする。そういえば、最近まともに朝は食べてなかったかもな。
「さて、朝ごはんも食べたことだし、そろそろ出発ね。」
「しゅ、出発ってどこにですかぁ?」
朝比奈さんが眠そうな眼をこすりながら尋ねる。
「決まってるじゃない、スイスの街によ」
そう言うとハルヒはどこからともなく例の爪楊枝を取り出した。
「グループ分けよ、さあ引きなさい!」
「ちょっと待て、自由行動だろ?何故グループにわかれにゃならんのだ」
「何故って、そんなの決まってるじゃない。アンタこのスイスの街で迷ったら帰ってこられる自信あるわけ?」
なるほど、二人いれば安心ってわけか。確かにハルヒが入れば必ず帰れるだろうし、古泉と一緒でも同じだろう。長門と一緒であればそんな心配皆無だ。だが朝比奈さんと一緒だとどうだろう?残念ながら帰れる自身はない。だが朝比奈さんとならいっそ永遠に迷ってしまいたい。・・・って痛っ!
後ろを見ると長門が無言で思いっきり俺の背中をつまんでいた。
い、いや、今のはだな、その・・・ほんの小さな気の迷いであってけっして浮気性だとかそんなことは・・・
「何一人であたふたしてんのよ、早く引きなさいよ。行くんでしょ?」
わかったよ、どうせ俺に拒否権はないんだろうからな。
「古泉くんもどーぞ」
「いえ、僕は少し疲れが溜まっているので皆さんだけで楽しんできてください。明日のバンジーには参加できると思いますので」
「そう、じゃあいいわ。古泉くんが羨ましがるぐらい楽しんできてあげる。」
「そうしてください」
ということで古泉一人を屋敷に残して俺達はスイスの街へと繰り出した。
そうは言ってもここはなかなかに辺鄙なところであるので、それなりに大きい街に向かうには車で行く必要がある。それで用意された車なのだが・・・
「何か、がっかりしない?」
そう言う事は言うもんじゃない、少なくとも当人がいるところではやめてくれ。だが、確かに迎えに来た車と比べるとかなりグレードが落ちた。4人乗りのごく一般的な軽自動車だ。
「これから行くところはあまり治安がよろしくありませぬゆえ。あまり目立ちすぎるのも考え物なのでございます。」
丁寧なご説明をありがとうございます、新川さん。しかし、すごい事を聞いてしまった。治安が悪いとなるとすりとかそんなのにあってしまうんじゃなかろうか。下手をすると誘拐とかされてしまうかもしれない。
「ですが心配は要りません。私達が責任を持ってお守りいたします」
「あら、そうなの?じゃあ安心よね。でもあまりついてこないでよ、あたし達のプライバシーも守られる義務があるのよ」
「了解しました。」
そうそう、グループ分けの結果をまだ報告していなかったな。古泉はいないので二人ずつのグループに分けられた。ハルヒと朝比奈さん、俺と長門の組み合わせである。あとで長門に聞いてみたが長門は別に何もしていないということなのでこれこそ運命と言うものだろう。
「じゃああたし達はこのへんで降りるわ、ありがとう。帰るときは適当に帰るから」
「了解いたしました、ではお気をつけてください。一応邪魔にならないようにボディーガードを配置させていただきます。」
ハルヒと朝比奈さんを降ろした車は当てもなく走り出した。
「長門はどこか行きたいところとかあるのか?」
「特にない。」
「・・・そうか。じゃ俺達もこの辺で降りるか」
「・・・・・・そうする。」
「新川さん、じゃ俺達はこの辺で」
「では、くれぐれも気をつけてください。」
そうして俺達は見慣れぬスイスの街を当てもなくふらふらと歩き始めた。
新川さんがボディーガードを配属したと言っていたのでそれは事実なのであろうが、どこにいるのかまったくわからない。そんな様子では俺達に、いや長門に何かあったときに俺は対処できるのだろうか?ま、危険に巻き込まれる確率は大分低いだろうから安心できるかもしれない。
「まだ、昼飯までは時間あるし、色々回ってみるか?」
「・・・そうする」
レンガ造りの建物に圧倒されつつ、定番の土産物屋などを探すがなかなかみつからない。ヴェルザスカ谷のあるこのティチーノ州はスイスの中で唯一イタリア語を公用語とする国らしい。何でも地理的、歴史的要因によってイタリア語を話す人が圧倒的に多いのだそうだ。因みにこの情報はすべて古泉からの受け売りだ。
英語なら「This is a pen」程度の英語力があれば対応できたのだが、イタリア語となるとお手上げだ。長門に聞けばイタリア語だろうがエスペラント語だろうが、瞬時に日本語にも津軽弁にだって翻訳出来るだろう。だが、そこは男としてのプライドが許さんので、何とかボディーランゲージと多少の英語で乗り切ろうと考えていた。
さまざまな店に入り、看板に書いてある文字とその店の品物からこの単語は大体こういう意味なのであろう、と言う予想がつき、買い物がだんだんと楽しくなって来た頃、長門がしきりにこっちを見つめてくるのに気がついた。
「どうした?俺の顔に何かついてるか?」
「・・・・・・何も。」
ふむ、変なやつだな。いや、待てよ。こういうときの長門は何かしらを訴えたがっているはずだ。ふと時計を見るとすでに12時を回っていた。
そうか、長門は腹が減っていたのか。だが変なところで負けず嫌いだから、あまり言い出しにくかったのだろう。俺は長門の自尊心を傷つけないようにそれとなく話を切り出した。
「そろそろ、歩き疲れて腹も減ってるだろうから少し休憩にするか。」
うれしそうにコクコクと小さくうなずく長門。いつみても可愛すぎて思わず抱きしめたくなる。
それにしてもこの街の構造はかなり入り組んでいて歩き回るのが非常に大変だ。
「長門、ちょっとここ抜けてみないか?」
俺が指差したのは大人が三人手を広げたぐらいの広さの小道とも言えないが少なくとも大きい通りではないところ。こういう裏道っぽいところにこそおいしい料理を出す店があるかもしれない。
「・・・別にいい」
長門もいいと言うことなので、俺達は少しばかりの冒険心を胸に抱きつつ横道へと足を踏み入れた。
歩いてみると意外にも道のりは長く、さらに入り組んでいて、店どころか出口さえもみつからなさそうであった。だんだんと薄暗く不気味な感じにもなってきた。
「このままじゃでられなさそうだな、戻るか?」
「そうしたほうがいい。空腹に耐えられそうにない。」
そうか、そういや俺も腹減った。早いとこもどって何か食わないと身が持たないな。
そして、回れ右をして歩き出した。角を曲がったとき、ドンっと何かにぶつかった。
「いってぇな」
思わず尻持ちをついてしまった俺の目の前に立ちはだかったのはゴツイお兄さんだった。
※ここから先の会話はイタリア語を自動翻訳している。斜体の文字は翻訳された文字をして読んでほしい。
「あ?何だ、テメェ。」
やばい、何を言ってるかわからない上に、相当お怒りのようだ。それに立ち上がってみてわかったがおれより5センチほどでかい、古泉と同じぐらいの身長だ。皿に影に隠れてもう一人いたらしい。あまり体つきはごつくないが、やばげな臭いはプンプンする
「い、いや俺達はその・・・」
「こいつ等中国人か?」
「さぁ?とりあえず金はもってそうですよ、観光客っぽいっすから」ゴツイのがそうでないのに何か話しかけてそいつが答えてる。今日の晩御飯は何にするかと言う会話であってほしいがそうではなさそうだ。便宜上ごつい方をゴリラ、そうでないほうをキツネとしよう。何かの漫画を想像していただけると助かる。
「お、この女可愛いじゃねえか。」
「そうっすね、連れて行きますか?」
またゴリラとキツネが何かしゃべっている。何言ってんだかさっぱりわからん。だが、不穏な話をしていることは確かだ。俺はとっさに腕を広げて長門をかばった。
「何だ、こいつ。俺とやる気なのか?」明確な敵意を感じる。いつかの古泉のセリフだが、使いどころは間違っちゃいない。言葉から読み取れる。
「気にいらねぇな、その目だ。まっすぐな目を俺に向けるな」ゴリラは何かはき捨てると、俺の顔面に岩で殴ったかと思うような一撃を加えた。
「うっ」
そのまま俺は横にすっ飛んだ。
ゴリラとキツネが長門に足を向けた。
「俺らと一緒にきたほうが楽しいぜ?」
「アニキの誘いはことわらねぇ方がいい。言っても言葉通じないか」長門なら指一本でも倒せそうだ、だがそれでは駄目だ。どこまでも長門に頼っていては俺は、俺の面子は立たなくなる。いや、面子のためじゃない、俺自身の何かがそれを許さなかった。
俺の中で何かが弾けた
「あぁぁっっ」
勝ち目はないとわかっていながらも俺はゴリラに食って掛かった。持てる力のすべてで思いっきりぶん殴ってやった。人を思いっきり殴ったのは生まれて初めてだった。
「いてっ」
「だ、だいじょうぶっすか!?」「長門!?何もされてないか?」
「平気。それよりあなたは?」
口の中に血の味がいっぱい広がっているが長門を心配させることはできない。
「大丈夫だよ。早くここから、」
そのとき、思いっきり肩をつかまれた。
「このガキィ、死にてぇのか!?」ゴリラの血相を変えた顔と額に突きつけられた冷たい感触が俺の命が一瞬で終わってしまうかもしれないことを告げていた。
ゴリラが引き金に指をかけているところをみると、よほど本気を見える。
俺は死を覚悟した。
まだ死にたくねぇな、気付けば長門に「愛してる」の一言も言えてない。まだ、キスだってしてない。まだ、長門に何もしてやれていない。まだ、長門に俺の思いを伝えきれていない。
最期ぐらい・・・・・・あがいたっていいよな。
俺は思いっきりゴリラの股をひざで蹴り上げた。
苦悶の表情は浮かべ、一瞬動きが止まったが、逃げ出す暇はなかった。その表情は憤怒へと変貌した。
「クソ野郎、殺してやるっ!!」パァンッ
狭い路地に響き渡った一発の銃声。
飛散する血。
すべての時間は止まったかのようだった。